中小企業診断士の試験の流れと会社員の勉強時間:日程の表と1週間の時間への当てはめ
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- 合同会社HSコンサルティング

先に結論
- 第1次試験は、年齢・学歴などに関係なく、だれでも受けられます。令和8年度は8月1日・2日の2日間、7科目でした。第2次試験は10月25日の1日で、4つの事例の筆記でした。
- 受験手数料は、令和8年度から第1次 17,200円・第2次 15,100円(どちらも非課税)に変わりました。あわせて、第2次試験の口述試験は無くなりました。
- 第1次の合格は、総点の60%以上で、かつ満点の40%未満の科目が無いことが基準です。60%に届いた科目は科目合格になり、翌年度と翌々年度の第1次試験で、申請すればその科目が免除されます。
- 試験のあとも、登録までに実務の従事か実務補習が合計で15日以上要ります。
- 勉強の計画は、1週間に使える時間から考えます。公的な資料で確かめられる「標準の勉強時間」は見つからなかったので、合計の時間は自分で決めて当てはめます。
中小企業診断士は、中小企業の経営の診断と助言をするための国の資格です。試験は**第1次試験(7科目・選ぶ形の筆記)と第2次試験(4つの事例・筆記)**の2段階で、どちらも1年に1回、決まった日に行われます。この記事では、試験の流れを公式の案内で確かめたうえで、会社員が1週間の時間から勉強の計画を立てる計算のしかたを整理しました。
最終確認:2026年11月1日。2027年度(令和9年度)の日程は、この日の時点で中小企業庁と試験の実施団体(一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会)のページに出ていませんでした。下の日程の表は2026年度(令和8年度)の実績です。中小企業庁は、令和8年度の日程を令和8年4月6日に公表しています。
試験の日程の表(2026年度の実績)
中小企業庁と日本中小企業診断士協会連合会の、令和8年度の案内の日程です。
| 試験 | 申込みの期間 | 試験の日 | 合格発表 | 受験手数料 | 試験地 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1次試験 | 2026年4月23日(木)〜5月27日(水) | 2026年8月1日(土)・2日(日) | 2026年9月1日(火) | 17,200円(非課税)。ほかにオンライン決済の事務手数料590円(税込) | 札幌・仙台・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・松山・福岡・那覇 |
| 第2次試験 | 2026年9月1日(火)〜9月18日(金) | 2026年10月25日(日) | 2027年1月13日(水) | 15,100円(非課税)。ほかにオンライン決済の事務手数料525円(税込) | 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡 |
- 申込みは、インターネットの申込みのシステムだけで受け付けます。第1次試験の案内では、これまでの払込取扱票での申込みは受け付けない、とされています。期限までに支払いの手続きまで済ませる必要があります。
- 受験手数料は、令和7年度までは第1次 14,500円・第2次 17,800円でした。2つを足した額(32,300円)は変わらない、と連合会は説明しています。
- 2027年度の日程は、発表されたら中小企業庁と連合会のページで確かめてください。
第1次試験:7科目と時間割(令和8年度)
| 日 | 科目 | 試験時間 |
|---|---|---|
| 1日目 | 経済学・経済政策 | 60分 |
| 1日目 | 財務・会計 | 60分 |
| 1日目 | 企業経営理論 | 90分 |
| 1日目 | 運営管理(オペレーション・マネジメント) | 90分 |
| 2日目 | 経営法務 | 60分 |
| 2日目 | 経営情報システム | 60分 |
| 2日目 | 中小企業経営・中小企業政策 | 90分 |
- 配点は各科目100点で、選ぶ形(多肢選択式)の筆記です。
- 合格基準:総点数の60%以上で、かつ1科目でも満点の40%未満が無いことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率(第1次試験案内)。
- 科目合格:満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率。科目合格した科目は、翌年度と翌々年度の第1次試験で、申請すれば免除されます(同)。
- ほかの国家試験の合格者などは、申請すれば科目の一部が免除されます。
- 第1次試験の合格の有効期間は2年間です。合格した年度とその翌年度の2年間に限り、第2次試験を受けられます(同)。
第2次試験:4つの事例(令和8年度)
| 科目 | 試験時間 |
|---|---|
| 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I | 80分 |
| 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 II | 80分 |
| 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III | 80分 |
| 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 IV | 80分 |
- 配点は各科目100点。短答式か論文式の筆記試験です(中小企業庁)。
- 合格基準:筆記試験の総点数の60%以上で、かつ1科目でも満点の40%未満が無いこと(第2次試験案内)。
- 受けられるのは、令和8年度か令和7年度の第1次試験の合格者などです。
- 令和8年度から口述試験は無くなりました。連合会は、試験を安定して続けることや受験者の負担を軽くすることなどを理由に挙げています。
合格のあと:登録まで
第2次試験案内には、経済産業大臣に中小企業診断士として登録を受けるには、登録の申請の日前3年以内に第2次試験に合格して、決められた実務に従事するか、実務補習を受けることが合計で15日以上必要、と書かれています。登録の有効期間は5年で、更新には決められた要件があります。
働きながら受ける人は、合格のあとの実務補習の日も、仕事の予定と合わせて考えておく必要があります(実務補習の日程と費用は、この記事では確かめていません)。
勉強の計画を会社員の1週間の時間に当てはめる
第1次試験と第2次試験は、どちらも年に1回、決まった日に行われます。日が決まっているので、試験の日から逆に数えて、1週間に使える時間で足りるかを確かめます。
1週間の時間の出し方
1週間の時間 = 平日の時間 × 平日の日数 + 休日の時間 × 休日の日数
会社員の例をいくつか計算しました(平日5日・休日2日の場合)。
| 平日 | 休日 | 1週間の合計 |
|---|---|---|
| 1時間 | 3時間 | 11時間 |
| 1時間30分 | 4時間 | 15時間30分 |
| 2時間 | 5時間 | 20時間 |
100時間を積むのにかかる週の数
週の数 = 積みたい時間 ÷ 1週間の合計(小数は切り上げ)
必要な合計の時間は、簿記や法律の勉強の経験、仕事で知っている分野によって大きく変わります。 当サイトでは、公的な資料で確かめられた「標準の勉強時間」を見つけられていないため、ここでは100時間ごとの週の数だけを出しました。自分で決めた合計の時間に当てはめてください。
| 積みたい時間 | 1週間 11時間 | 1週間 15時間30分 | 1週間 20時間 |
|---|---|---|---|
| 100時間 | 10週 | 7週 | 5週 |
| 200時間 | 19週 | 13週 | 10週 |
| 300時間 | 28週 | 20週 | 15週 |
計算の例:200時間、1週間 15時間30分なら、200 ÷ 15.5 = 12.9… なので 13週です。
7科目への時間の配り方の一つの例
第1次試験の試験時間は、60分の科目が4つ、90分の科目が3つで、合わせて510分です。試験時間の長さに合わせて時間を配ると、次のようになります(配り方は当サイトの整理で、一つの考え方です)。
| 科目の試験時間 | 科目の数 | 510分のうちの割合(1科目) | 100時間を配るときの例(1科目) |
|---|---|---|---|
| 60分 | 4科目 | 約11.8% | 約12時間 |
| 90分 | 3科目 | 約17.6% | 約18時間 |
仕事で知っている科目(営業の人なら企業経営理論、経理の人なら財務・会計など)は時間を減らし、なじみのない科目に回すなど、自分に合わせて配り直してください。
科目合格を使って、年をまたいで受ける
科目合格した科目は、翌年度と翌々年度に免除を受けられます。1年で7科目すべてに時間を回せないときは、1年目に一部の科目で科目合格を目指し、残りを次の年に受けるという計画も立てられます(制度は第1次試験案内。計画の立て方は当サイトの整理)。ただし、免除は申請が要り、有効なのは翌々年度までです。
試験の日から逆に数えた計画は、試験日から逆算する勉強の計画で、自分の数字を入れて出せます。入れた数字はブラウザの中だけで計算し、どこにも送りません。結果は目安です。
通信講座を選ぶときに確かめたいことは、通信講座の比べ方にまとめています。教育訓練給付の対象かの確かめ方は、教育訓練給付の調べ方にあります。
まとめ
- 中小企業診断士の試験は、第1次(7科目・8月)と第2次(4つの事例・10月)の2段階。令和8年度から口述試験は無くなった
- 受験手数料は、令和8年度から第1次 17,200円・第2次 15,100円(非課税)
- 合格は総点60%以上で、40%未満の科目が無いこと。第1次の科目合格は翌年度と翌々年度に免除を受けられる
- 登録までに、第2次の合格のあと、実務の従事か実務補習が合計で15日以上要る
- 計画は1週間の時間から出す。合計の時間は自分で決めて当てはめる
よくある質問
Q. 中小企業診断士の試験は、だれでも受けられますか。
A. 中小企業庁の案内では、第1次試験は年齢・性別・学歴などに関係なく、だれでも受けられるとされています。第2次試験は、第1次試験の合格者などが受けられます。
Q. 2027年度の試験の日程は、いつ分かりますか。
A. 2026年11月1日の時点では、公式のページに2027年度の日程は出ていませんでした。2026年度は、中小企業庁が4月6日に日程を公表し、第1次試験の申込みは4月23日から始まりました。2027年度の日程は、発表されたら中小企業庁と日本中小企業診断士協会連合会のページで確かめてください。
Q. 第1次試験で落ちた科目があっても、合格した科目は無駄になりませんか。
A. 満点の60%を基準に科目合格になった科目は、翌年度と翌々年度の第1次試験で、申請すれば免除されます(第1次試験案内)。
Q. 口述試験はもう無いのですか。
A. 日本中小企業診断士協会連合会は、令和8年度から第2次試験の口述試験を廃止したと知らせています。令和8年度の第2次試験の合格発表は、2027年1月13日です。
Q. 勉強時間はどれくらい要りますか。
A. 公的な資料で確かめられる標準の勉強時間は、当サイトでは見つけられていません。この記事の表のように、1週間に使える時間と、自分で決めた合計の時間から週の数を出して、試験の日までに足りるかを確かめてください。
出典
- 中小企業庁「令和8年度の中小企業診断士試験について」(令和8年4月6日)(2026年11月1日に確認)
- 日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度 中小企業診断士試験 試験日程」(2026年11月1日に確認)
- 日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度からの中小企業診断士試験における改正点について」(令和8年2月5日)(2026年11月1日に確認)
- 日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度 第1次試験の概要」(2026年11月1日に確認)
- 日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度 第2次試験の概要」(2026年11月1日に確認)
- 日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度中小企業診断士第1次試験案内」(PDF・令和8年4月1日時点で作成)(2026年11月1日に確認)
- 日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度中小企業診断士第2次試験案内」(PDF・令和8年8月1日時点で作成)(2026年11月1日に確認)
- 日本中小企業診断士協会連合会「試験に関する情報」(2026年11月1日に確認)
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合同会社HSコンサルティング
資格の試験の日程・受験料・受け方を、試験の実施団体や国・自治体の資料で確かめてまとめています
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