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社会人の資格ノート

簿記

簿記3級を会社員が受けるとき:ネット試験と統一試験の違い(日程・受験料・結果の分かり方)

更新
手書きの文字が残る古い帳簿と羽根ペン

先に結論

  • ネット試験と統一試験の合格は、同じ扱いです
  • 受験料はどちらも3,300円(税込)。ネット試験は、受ける施行機関によって事務手数料がかかります
  • ネット試験は休止期間以外に日を選べ、受けたあとすぐに採点されます。統一試験は2026年度の残りが11月15日と2027年2月28日です
  • 仕事の都合で日を選びたい会社員には、ネット試験が合わせやすい受け方です(当サイトの整理)

日商簿記3級は、会社のお金の流れを記録するしくみ(簿記)の基本を学ぶ検定です。経理の仕事だけでなく、営業や事務の仕事でも、取引先の決算書や会社の数字を読む土台になります。

3級には、テストセンターのパソコンで受けるネット試験と、年に決まった日に受ける統一試験(ペーパー試験)の2つの受け方があります。この記事では、日本商工会議所の案内で確かめた内容だけで、2つの違いを並べました。

内容は 2026年10月29日に、日本商工会議所の検定試験のサイトで確かめたものです。申し込む前に、公式の案内と、申し込む商工会議所・テストセンターの案内で最新の内容を確かめてください。

2つの受け方を並べる

項目ネット試験統一試験(ペーパー試験)
合格の扱い統一試験と同じ扱い―
受験料(税込)3,300円+施行機関の事務手数料3,300円
試験時間・合格基準60分・70%以上60分・70%以上
試験の日各試験会場が決める日。休止期間がある年3回の決まった日曜日
申込み専用のページでマイページを作り、会場と日時を予約受ける地域の商工会議所に申し込む
結果終わってから自動で採点し、スコアレポートを紙で渡す合格発表の日と方法は商工会議所ごとに違う
合格証デジタル合格証(PDF)。紙やカードの合格証はない合格証書を受け取る

(日本商工会議所のネット試験・3級の試験科目・申込みの流れのページをもとに当サイトで表にしたもの)

受験料:どちらも3,300円(ネット試験は事務手数料に注意)

日本商工会議所のお知らせでは、2024年4月1日に行う試験からの簿記の受験料(税込)は次のとおりです。

級受験料(税込)
1級8,800円
2級5,500円
3級3,300円

ネット試験のページには、受験料のほかに事務手数料の欄があり、「受験するネット試験施行機関により異なります」と書かれています(ページの表記は「550円(消費税込) 0円~」)。金額は施行機関ごとに違うので、申し込む画面で、合計の金額を確かめてください。

また、インターネット申込方式のQ&Aでは、受験料を払ったあとに取り消すと手数料(1,000円+消費税)がかかるとされています。

試験の中身:時間と合格基準は同じ

  • 試験時間は60分、合格基準は70%以上です(3級の試験科目のページ)。
  • ネット試験の3級は「選択式+入力式」で3題以内、仕訳の問題はプルダウンで選ぶ形です。
  • 毎年度4月1日に施行されている法令などに沿って出題されます。

ネット試験:日を選べるが休止期間と締め切りがある

2026年度の休止期間

日本商工会議所の「2026年度試験日程カレンダー」では、次の期間はネット試験を行いません。

  • 2026年4月1日から4月13日まで
  • 2026年6月8日から6月17日まで
  • 2026年11月9日から11月18日まで
  • 2027年2月22日から3月3日まで

統一試験の日(6月14日・11月15日・2月28日)の前後が休止期間になっています。

予約の締め切りと変更(インターネット申込方式)

  • 予約は受験日の3日前までに済ませる必要があります。
  • 受験日や会場の変更・取り消しも、受験日の3日前まで、マイページだけで受け付けます。
  • 同じ級を、同じ日や複数の日に予約することはできません。受け直すときは、1回目とは違う問題が出ます。

当日と結果

  • 電卓は自分のものを持ちこめます(そろばんは不可)。計算用の紙は会場がA4の白紙を2枚用意し、終わったら回収されます。
  • 終わってから試験のシステムが自動で採点し、結果を書いたスコアレポートが紙で渡されます。
  • 合格した人は、受けてから3時間ほどで、マイページからデジタル合格証を出せます(PDFで保存・印刷ができます)。

統一試験:2026年度の残りの日程

回試験日申込み(2026年10月29日に確かめた内容)
第173回2026年6月14日(日)終了
第174回2026年11月15日(日)商工会議所ごとに違う。京都は10月13日まで・横浜は10月9日までで、受付は終わっています
第175回2027年2月28日(日)商工会議所ごとに違う。受ける地域の商工会議所の案内で確かめる
  • 申込みは、受けたい地域の商工会議所に行います。受付は試験日の2か月前が目安ですが、期間と方法(インターネット・窓口・郵送など)は商工会議所によって違います。
  • 合否の発表の日と方法、合格証書の渡し方も商工会議所ごとに違います。
  • 当日は、本人と分かる身分証明書を持っていきます。

申込みの期間は、商工会議所によって違います(日本商工会議所の検定試験Q&A)。たとえば第174回の受付は、京都商工会議所が2026年9月28日から10月13日まで、横浜商工会議所(横浜市内・個人の申込み)が9月28日から10月9日まででした。名古屋商工会議所のように、2級・3級の統一試験を行わない商工会議所もあります。第174回(11月15日)や第175回(2027年2月28日)を受けたい人は、受ける地域の商工会議所の案内で、統一試験を行うか・受付が終わっていないかを先に確かめてください。

試験日から逆算する勉強の計画では、第174回・第175回の統一試験の日を選んで、試験日までの残りの日数と使える勉強時間を出せます。ネット試験で受ける人は、勉強時間から受ける日の目安を出す計算で、休止期間に当たらないかも見られます。どちらも結果は目安です。

合格率の数字の読み方

日本商工会議所の「簿記 受験者データ」には、3級の次の数字が載っています。

区分期間・回受験者合格者合格率
統一試験第173回(2026年6月14日)14,359名(実受験者)4,854名33.8%
統一試験第172回(2026年2月22日)17,140名(実受験者)5,757名33.6%
ネット試験2025年4月〜2026年3月276,477名112,797名40.8%

受ける人の顔ぶれや回数の数え方が違うので、この差だけで「どちらが受かりやすいか」は判断できません(当サイトの見方)。合格基準はどちらも70%以上です。

会社員はどちらを選ぶか(当サイトの整理)

こんな人向いている受け方理由
繁忙期や出張があり、日を選びたいネット試験休止期間以外に、会場が決める日から選べる
早く結果を知りたいネット試験終わってから自動で採点され、合格ならその日のうちにデジタル合格証を出せる
試験日を目標にして勉強の計画を立てたい統一試験年3回の決まった日から逆に数えられる
紙の合格証書がほしい統一試験ネット試験には紙やカードの合格証がない

3級のあとに2級を考えている人は、範囲・試験時間・受験料の違いを簿記2級と3級の違いにまとめています。

どちらを選んでも、受験料と合格基準は同じです。勉強の進み方を見て、模擬の問題で7割を安定して取れるようになった月に受ける日を決めると、無理のない予定になります(当サイトの整理)。

講座を選ぶときは、料金と受講の期間を各社の公式ページで確かめてください。

まとめ

  • ネット試験と統一試験の合格は同じ扱い。受験料はどちらも3,300円(税込)で、ネット試験は事務手数料がかかることがある
  • 試験時間は60分、合格基準は70%以上で同じ
  • ネット試験は休止期間以外に日を選べ、予約と変更は受験日の3日前まで
  • 統一試験の2026年度の残りは、11月15日と2027年2月28日。申込みは受ける地域の商工会議所へ

出典

書いた人

合同会社HSコンサルティング

資格の試験の日程・受験料・受け方を、試験の実施団体や国・自治体の資料で確かめてまとめています

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