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社会人の資格ノート

ITパスポート

ITパスポートの勉強時間を会社員の1日に当てはめる:試験のしくみと週の計画の立て方

更新
週の予定帳にペンで書きこむ手もと

この記事で分かること

ITパスポート試験はCBT方式で、受ける日を自分で選べます。IPAの案内で試験時間・問題数・合格基準・受験手数料を確かめ、働きながら勉強する人が、平日と休日の時間から受ける日を決める計算のしかたをまとめます。

ITパスポート試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の案内で「ITを利活用するすべての社会人、これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」とされています。ITの仕事をしていない会社員も対象に入る試験です。

この試験は受ける日を自分で選べるので、「いつまでに、どれだけ勉強するか」を自分で決める必要があります。この記事では、試験のしくみをIPAの案内で確かめたうえで、平日と休日の勉強時間から、受ける日を決める計算のしかたを整理しました。

試験の内容は 2026年10月29日に、IPAの案内のパンフレット(PDF)と、IPAの試験区分のページ・手数料のページで確かめたものです。申し込む前に、IPAのホームページで最新の内容を確かめてください。

試験のしくみ(IPAの案内)

項目IPAの案内の記載
試験時間120分
問題数100問(100問すべてに答える)
出題形式多肢選択式(四肢択一)
出題の分野と問題数の目安ストラテジ系(経営全般)35問程度、マネジメント系(IT管理)20問程度、テクノロジ系(IT技術)45問程度
合格基準総合評価点が1,000点満点で600点以上、かつ3つの分野別評価点がそれぞれ1,000点満点で300点以上
受験手数料7,500円(情報処理技術者試験は消費税込みと記載)
試験の方式CBT方式。年間を通して随時受けられる
申込み試験日時と会場を選ぶ。パンフレットでは3か月先までの受験を申し込めるとされている(今は下の「試験の休止」を参照)
結果試験が終わったその場で確かめられる。アカウントのページでも確かめられる
合格発表受験した翌月の中旬にホームページで発表。合格者には合格証書が交付される

合格基準には、総合の点だけでなく、3つの分野それぞれに足切りがあることに気をつけてください。得意な分野だけで点を取っても、苦手な分野が300点に届かないと合格になりません。

2026年12月28日からの試験の休止に気をつける

IPAのお知らせ(最終更新日 2026年8月3日)では、2026年9月28日以降に申し込む人は、申し込む日から2026年12月27日までの試験日から選ぶとされています。2026年12月28日以降はシステムの入れ替えのため試験を休止する予定で、2027年1月以降の試験はIPAのホームページで知らせるとされています。会場によっては、12月27日より前に試験を止めることもあるとされています。

また、IPAは2027年度からITパスポート試験を新しい形にする予定を公表しています。くわしくはITパスポートの次に受ける試験の「2027年度から試験が変わる予定」にまとめています。

応募者数と合格率

IPAの「令和7年度『iパス(ITパスポート試験)』の年間応募者数等について」(公開日 2026年4月21日)に載っている、令和7年度(2025年度)の数字です。

応募者数受験者数合格者数合格率
307,266人271,352人132,012人48.6%

勉強の計画は「1週間の時間」から考える

受ける日を選べる試験では、先に試験日を決めてしまうと、勉強が間に合わないことがあります。逆に、日を決めないと、いつまでも申し込めません。

そこで、次の順番で考えます。

  1. 平日に使える時間と、休日に使える時間を決める
  2. 1週間で使える時間を出す
  3. 自分に必要な合計の時間を置き、何週間かかるかを出す
  4. その週の数に、見直しの週を足して受ける日を決める(申し込める日の範囲はIPAの案内で確かめる)

1週間の時間の出し方

1週間の時間 = 平日の時間 × 平日の日数 + 休日の時間 × 休日の日数

会社員の例をいくつか計算しました(平日5日・休日2日の場合)。

平日休日1週間の合計
30分(通勤の時間など)1時間4時間30分
30分2時間6時間30分
1時間2時間9時間
1時間3時間11時間

合計の時間から週の数を出す

週の数 = 必要な合計の時間 ÷ 1週間の合計(小数は切り上げ)

必要な合計の時間は、ITの経験や、ほかの資格の勉強の経験によって大きく変わります。 当サイトでは、公的な資料で確かめられた「標準の勉強時間」を見つけられていないため、下の表の合計の時間は計算の例として置いた数字です。自分の数字に置き換えて使ってください。

合計の時間(例)1週間 4時間30分1週間 6時間30分1週間 9時間1週間 11時間
30時間7週5週4週3週
60時間14週10週7週6週
100時間23週16週12週10週

計算の例:合計 60時間、1週間 6時間30分なら、60 ÷ 6.5 = 9.23… なので 10週です。

受ける日の決め方

  • 計算した週の数に、見直しの週を1〜2週足します(見直しの週の数は当サイトの整理です)。
  • パンフレットでは、申込みは3か月先まで選べるとされています。ただし今は、2026年12月27日より後の日は選べません(上の「試験の休止」)。計算した週の数が長い人は、勉強を始めてしばらくしてから申し込むと、日を選び直す手間が減ります。
  • 結果は試験のその場でわかるので、仕事の繁忙期の前に受けておくと、次の計画を立てやすくなります。

この計算は、勉強時間から受ける日の目安を出す計算で、自分の数字を入れて出せます。受ける日を先に決めた人は、試験日から逆算する勉強の計画で、その日までに使える時間と週ごとの配分を出せます。入れた数字はブラウザの中だけで計算し、どこにも送りません。結果は目安です。

3つの分野の足切りに合わせた時間の配り方

合格基準に分野ごとの足切りがあるため、時間は問題数の目安に合わせて配るのが一つの考え方です(当サイトの整理)。

分野問題数の目安100問のうちの割合合計 60時間のときの配り方の例
ストラテジ系(経営全般)35問程度35%21時間
マネジメント系(IT管理)20問程度20%12時間
テクノロジ系(IT技術)45問程度45%27時間

すでに仕事で知っている分野は時間を減らし、なじみのない分野に回すなど、自分に合わせて配り直してください。

講座を選ぶときは、料金と受講の期間を各社の公式ページで確かめてください。

ITパスポートのあとに受ける試験を考えている人は、ITパスポートの次に受ける試験:基本情報技術者と情報セキュリティマネジメントの違いにまとめています。

まとめ

  • ITパスポートは120分・100問のCBT試験。受ける日を自分で選べる。2026年12月28日からは休止の予定で、2027年1月以降の試験はIPAが知らせる
  • 合格は総合600点以上に加え、3つの分野それぞれ300点以上が要る
  • 計画は「1週間の時間」から出す。週の数 = 合計の時間 ÷ 1週間の時間
  • 合計の時間は人によって大きく違うので、自分の数字に置き換えて計算する

出典

書いた人

合同会社HSコンサルティング

資格の試験の日程・受験料・受け方を、試験の実施団体や国・自治体の資料で確かめてまとめています

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